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はてな創業20周年おめでとうございます!!
前回のお話、はてなインターネット文学賞「記憶に残っている、あの日」のあとがきです。
カレーも夫も全く関係ない回でしたが、私に起きた実話を書きました。
はてなブログを始めたばかりで何の知識も経験もない私が、今回の特別お題キャンペーンに参加しようと思ったきっかけは、告知を見て、純粋に「やってみたい!」と思ったからでした。
でも、話を考えて絵を描いたり、他の方の投稿を見ているうちに「私のブログは場違いかも…」と、不安になってきて、やめた方がいいかなって何度かへこたれそうになりました。
でも、ブログは関係ない場面で夫が私に言った
「出来ない理由を探すな。」
の喝に背中を押してもらって、やり切れました。
絵や枠の切り取り方も雑で本当すみません。初めての締め切りに焦っていました。
写真って何個貼れるのかわからなくて、もし、締め切りギリギリに投稿して全部載せられなかった、なんて事が起きても書き直す時間がない!と思って、コマを少しでも少なくしようと、一コマを無理やり区切っていたら、自己満足の塊みたいな作品に仕上がりましたが、
おかげで、写真の数と、余裕を持って投稿することを学びました。
「記憶に残っている、あの日」のお話は、
私がこっちに来る前に実家で暮らしていて、その前に一人暮らしをしていた時の出来事です。
大家さんと管理会社さんに黙っていたことは本当に申し訳ない気持ちでいっぱいですが、
ほぼ同居状態の人様の飼い猫に、振り回されながらも、それ以上の癒しと幸せをもらっていた日々でした。
友人や職場の人に、この猫の話をすると
「中に人が入ってるでしょ。」
と大体の人が言います。
餌やトイレは用意せず、味噌汁の椀に入れた水だけしかないという、
猫からしたら気の利かない私の所に、何故ずっと居てくれたのかは謎のままです。
作中では、出会った時を「あの日」としましたが、実際、私はしばらく経ってから、始めて会った時のことを思い出しました。あの猫か!と。
思い出すまで、面識のない猫を家に入れてた私も相当な変人だなと、書いてて思いました。
最初のシーンは、数ヶ月前に私が眠りの狭間で感じた出来事でした。
おそらく、前日にシェアメイトとの会話で『日本で一人暮らししてる時に出会った変な人』の流れで、猫の話をしていたのが原因だと思います。
太々しくも、可愛くって、寂しがりの、人様の飼い猫。
私にとって猫との「記憶に残っている、あの日」は、たくさんありすぎて思い出だらけ。
どれかひとつだけ選ぶとしたら、「出会い」か「別れ」。だったら、明るい方がいいから「出会い」。
でも私は出会いをしばらく忘れていた時期があったから、私目線だと事実と違ってしまう。
あの猫なら、出会った時を忘れていないだろうと思って、猫を主人公にしました。
ネズミを生きたまま持ってきてくれたり、見つめてきたりゆっくり瞬きしたり、音のない声で鳴いたりしてくれたけど、
その時は、それが猫の愛情表現だと知らなくて、
ちゃんと分かり合えていたのかな、と、まるで元恋人のような気持ちになりながら思い出していました。
猫には飼い主さんがいるので、私は愛人のような立ち位置でしたが、
私以外にも可愛がっている人がたくさんいて、名前を呼ばれていたり、ついて行く姿を何度か見かけた事がありました。
だから、猫にとっては出来事のひとつでしかないけれど、
私にしか描けない物語になったのではないかと。
橋を渡るまでの、不思議な猫の世界で過ごした現実を残せたらと。
漫画ではなく言葉だけで表現するのが、ちょっとこそばゆい感じなので、やっぱり漫画ブログで続けていきます。
皆さん言葉だけでブログ書いてらっしゃってて、ほんとすごいなって思ってます。
最後まで読んでくださりありがとうございます!